『Study Kitchen』はスーパーのバックヤードや飲食店向けに開発した研修用VR アプリケーションです。
近年、日本国内に置ける外国人労働者の数は年々増加の一途をたどっており、特に中国、ベトナム、フィリピン、ブラジル、ネパール等、諸外国出身の労働者の受け入れが毎年15%~20%という高い割合で拡大しています。そのため、労働者をどのように教育していくのかが問題になっています。
特に食品を扱う業界では商品の品質を一定に保つため、調理工程がかなり細かく決められており、また衛生管理に関する手順も厳しく設定されていますが、これらを様々な国籍のスタッフに対して説明したりレクチャーを行うことは現場レベルではかなり困難で、非常に多くの時間とコストが掛かってしまいます。
そこで開発したのがこの『Study Kitchen』というVRアプリケーションです。
様々な言語に対応させることが可能なため、国籍に関係なく一定の調理工程や衛生管理手順を学習することができ、VR で体験することにより実際に現場で使用する調理器具を操作しながら何度も繰り返しトレーニングすることにより、マニュアルなどの他の媒体での研修よりも高い研修効果を発揮します。また、実際の研修とは異なり、複数の受講者を複数の言語で同時進行的にトレーニングを行うことで、教育に対する時間的コストや人件費を抑えることも可能です。